50歳を目の前にしてアイアンを迷走。X100をやめていろいろ試した2年間【前編】

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長い間、アイアンのシャフトはDynamic Gold X100を使ってきました。

特別「硬いシャフトを使いたい」と思って選んでいたわけではありません。

ゴルフをはじめたときは、NSPRO950かダイナミックゴールドがほとんどでした。

何も分からず中古ショップで薦められて使い始めたのがダイナミックゴールX100でした。

だから自分にとっては、それが普通だった。

三浦技研のMB-5003にもX100これまで一番長くつかったアイアンです。

その後使ったTaylorMade P730にもDynamic Gold Tour Issue X100。

長く使ってきて、特に大きな不満もありませんでした。

ところが、50歳を目の前にした頃からアイアンがおかしくなりました。

そこから約2年間。

シャフトを替え、ヘッドを替え、フィッティングにも行き、どうしたらいいか分からない。という状態からやっと少し落ち着いてゴルフができるようになりました。

今回は、その迷走を一度整理してみようと思います。

長く使ってきた三浦技研 MB-5003+Dynamic Gold X100。
長く使ってきた三浦技研 MB-5003+Dynamic Gold X100。

始まりはウェッジのシャンクだった

最初におかしくなったのは、アイアンではなくウェッジでした。

80ヤード以内くらいから打つ50°、56°。

どちらもシャフトはX100です。

シャンクが出始めた50°、56°。シャフトはどちらもX100。
シャンクが出始めた50°、56°。シャフトはどちらもX100。

それまで普通に打っていたのに、突然シャンクが出るようになりました。

最初はウェッジだけ。

ところが、そのうちショートアイアンでも出るようになり、さらにミドルアイアンまで広がっていきました。

7番アイアンくらいまで来ると、さすがに怖くなります。

「また右に出るんじゃないか」

そう思って打つから、今度は左へ捕まえてしまう。

何が原因だったのかは、今でも分かりません。

ただ、この頃からアイアンに対する安心感がなくなっていきました。

もうすぐ50歳。このままX100でいいのか?

そこで考えたのがシャフトでした。

当時、ヘッドスピードが大きく落ちたという感覚はありませんでした。

X100そのものを「重くて振れない」と感じていたわけでもありません。

それでも、50歳という節目が近づいていました。

「このままX100でいいんだろうか」

そんなことを考えるようになりました。

今振り返ると、安易に軽くしたほうがいい球がうてるようになる。思い通りの球が出るようになると思い込んでいました。この「年齢的に少し軽くした方がいいのでは」という考えが、2年間の迷走の入口だったように思います。

まずは軽くしてみた

最初に試したのがDynamic Gold 120 X100でした。

それからKBS Tour V X。

Project X 6.0。

MODUS3 TOUR 120のS、X。

ヘッドもP730だけではなく、TC-101、P7MC、APEX MBなど、いろいろ試しました。

ただ、いきなりセット全部を組み替えていたわけではありません。

基本的には7番、9番あたりを組んで試します。

気になる組み合わせは、まず7番、9番を組んで試した。
気になる組み合わせは、まず7番、9番を組んで試した。

室内ではTrackManを使って弾道や数値を確認。

「これは良さそうだ」と思えばセットを組み、実際にコースで使ってみる。

そんなことを繰り返していました。

変えた直後は、だいたい良かった

厄介だったのは、シャフトを替えると最初はだいたい良かったことです。

「これかもしれない」

何度そう思ったか分かりません。

TrackManでも悪くない。

芯にも当たる。

球もきれいに出る。

ところが、しばらく使っていると、またうまく打てなくなる。

そして次のシャフトを試す。

今考えると、完全に迷走しています。

ヘッドもいろいろ試した。
ヘッドもいろいろ試した。

TrackManでは分からないこともあった

室内で試打していると、同じ場所から何球も打つことができます。

ある程度同じ条件で打てるので、シャフトやヘッドの違いを見るにはとても分かりやすい。

でも、ゴルフ場ではそうはいきません。

左足上がり。

左足下がり。

つま先上がり。

つま先下がり。

ラフもあれば、薄いライもある。

しかも、その一球を打ち直すことはできません。

疲れてくればスイングも変わります。

練習場やTrackManで「いい球が出るクラブ」と、コースで安心して使えるクラブは、必ずしも同じではない。

だんだん、そんなことも感じるようになりました。

フィッティングで分かった「X100でも問題ない」

自分だけでシャフトを替え続けても答えが出ないので、フィッティングも受けました。

そこでスイングや数値を見てもらいました。

その結果のひとつが、

「X100でも特に問題ない」

というものでした。

これは自分の中では結構大きかった。

そもそも今回シャフトを替え始めた理由のひとつは、

「もうすぐ50歳だし、このままX100でいいんだろうか」

と思ったことです。

ところが、フィッティングで見てもらうと、X100を使うこと自体には特に問題がない。

だったら、

無理に軽くしなくてもいいんじゃないか。

重いままでも大丈夫なんじゃないか。

そう考えられるようになっただけです。

ここから、シャフト選びだけではなく、クラブそのものに対する考え方も少しずつ変わっていきました。

「いい球を打つ」より「ミスを減らす」

それまでは試打をすると、

「どれが一番いい球を打てるか」

をかなり気にしていました。

芯に当たった。

弾道がいい。

飛距離が出た。

TrackManの数字がいい。

そういう結果が出ると、そのクラブやシャフトが良いように感じます。

でも、コースで毎回、思い描いたとおりの完璧なショットを打てるわけではありません。

むしろゴルフでは、完璧ではないショットの方が圧倒的に多い。

だったら、

いつも完璧なショットを打とうとするより、ミスを減らすことを考えた方がいいんじゃないか。

クラブ選びについても同じでした。

一番いいショットを打てるクラブを探すのではなく、ミスしたときに大きなミスになりにくいクラブを選ぶ。

多少タイミングがずれても大きく曲がらない。

ライが悪くても、それなりに打てる。

疲れてきても極端なミスにならない。

100点の一球を求めるより、コースで大きなミスを減らす。

少しずつ、クラブを見る基準が変わってきました。

重さにこだわらず、もう一度試してみる

「軽くしなければいけない」という考えがなくなってからは、シャフト重量にあまりこだわらず試すようになりました。

Dynamic Gold S200、S300。

Project X 6.5。

そしてDynamic Gold MID Tour Issue S400。

「軽くする」ことにこだわらなくなってから、さまざまなシャフトを試した。
「軽くする」ことにこだわらなくなってから、さまざまなシャフトを試した。

このあたりを試してみると、意外にも悪くありませんでした。

ある程度重量がある方が振りやすいと感じることもありました。

Dynamic Gold MID Tour Issue S400も非常に感触が良かった。

ただ、それでもまだ、

「これで決まり」

というところまではいきませんでした。

ヘッドも含めて、まだ迷走は続いていました。

そんなときに目にしたのが、

YAMAHAがゴルフ用品事業から撤退するというニュース。

そこで、以前から少し気になっていたアイアンを買ってみることにしました。

YAMAHA RMX VD TOUR。

装着されていたシャフトはMODUS3 TOUR 120TXでした。

このアイアンが、約2年間続いた迷走を終わらせるきっかけになります。

後編へ続く

「もうすぐ50歳だし、少し軽くした方がいいのでは」

そんなところから始まったシャフト選び。

いろいろ試した結果、少しずつ分かってきたのは、軽いか重いかだけではありませんでした。

完璧な一球を求めるより、コースで大きなミスを減らす。

そう考えるようになったとき、クラブの見方も変わってきました。

そしてRMX VD TOUR+MODUS3 TOUR 120TXを実際にコースで使ったことで、さらに考えが変わっていきます。

最終的に戻ったのは、長年使ってきたDynamic Gold X100でした。

後編:「軽くするのをやめた。そして結局、X100に戻った」へ続く。

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